2004-10-03 イノセンスを観た。 映画 原作を読んでいて、コンピューター用語に慣れていて、哲学が好きで、SFが好きなオタクしか楽しめないんじゃないかしら。 動員100万人って何かで読んだけど、大丈夫だろうか? あの情報量と、内容を理解できた観客はいったいどのくらいいたのだろう。 半分くらいかも。 押井守はタルコフスキーな世界観が大好きなんだろうなぁ。きっと。 押井守のサクリファイス、といった感じだ。 CGの絵をはっきりと描いていた理由が分からなかったが、ドラマも台詞も絵もしびれる。 ハンス・ベルメールの人形表現を通じて機械と魂の境界、自我の曖昧さがじわじわ伝わってくる映画だった。