イノセンスを観た。

原作を読んでいて、コンピューター用語に慣れていて、哲学が好きで、SFが好きなオタクしか楽しめないんじゃないかしら。
動員100万人って何かで読んだけど、大丈夫だろうか?
あの情報量と、内容を理解できた観客はいったいどのくらいいたのだろう。
半分くらいかも。
押井守タルコフスキーな世界観が大好きなんだろうなぁ。きっと。
押井守のサクリファイス、といった感じだ。
CGの絵をはっきりと描いていた理由が分からなかったが、ドラマも台詞も絵もしびれる。
ハンス・ベルメールの人形表現を通じて機械と魂の境界、自我の曖昧さがじわじわ伝わってくる映画だった。